PS3をコンバータマシンとして使う

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これらの情報を考えると、PS3は現在開発に使用してるPCと比べると恐ろしく処理が早く、なおかつLinuxを搭載するのでプログラミング可能なようだ。

こんなマシンがたったの7万円。

発売されたら会社で数台買ってゲームデータのコンバータマシンとして使ってしまおう。

「PS3はHDDを前提としたLinuxマシーンに」

Linuxもレガシーだけど、最初のきっかけになる。Cellの場合、OSはアプリ。カーネルはCell(Cell
OSのハイパーバイザ層のこと)で動いていて、複数のOSがアプリとしてその上に(仮想マシン上に)載るスタイルになる。Linuxは当然載るでしょ。
Linuxが載れば、Lindowsでも何でも載っちゃう。Linux載せちゃったら全部オープンに使えるから、(プログラマが)どうとでもできる」

「ゲーム機の技術で世界最速マシンをつくる」

久多良木氏が最近の講演で披露したプレゼンテーション資料では,スーパーコンピュータ用Cellの動作周波数は2.5GHzと記載してある。これを一つの
ボードに18個実装する。このボード16枚を1ラック(筐体)に納め,40個のラックを相互につなぐ。つまり,1万1150個のCellで1P(ペタ)
FLOPSに達する。ボード間あるいはラック間の接続には,電気配線ではなく光配線を利用するという選択肢もありそうだ。これは現時点で,構想というよ
り,まだ妄想の段階に過ぎないのかもしれないが,ゲーム機用LSIで世界最速のスーパーコンピュータを作ろうという並々ならぬ意欲が感じられる。

西川善司の3DゲームファンのためのPS3パフォーマンス考察講座
〜PS3はSPEで加速する! SPEがなければ性能はPentium 4の1/5以下?

使用されたCELLは開発途中版であったために動作クロックは2.1GHz駆動、そして2WAY-CELL(CELL×2)におけるSPEが16基
のケースも示されている。なお実験用のCELLなのでPS3とは違い8基のSPEが全てアプリケーション側で動作できるものを使用している。

 そして比較対象はPentium 4の3.2GHz版。計測データは描画完了するまでの所要時間で、その最小値と最大値と平均値。フレームレートではないので値が小さいほど優秀であることを示している。

 160万パーティクル、150万パーティクル、いずれのケースにおいても、SPE1基でPentium 4の1.5倍、SPE8基では12倍のパフォーマンスを見せている。

CellがPS3に搭載されて大量に生産&販売されるようになれば、Cell自体の値段が急激に下がると思われる。
そうなるとゲーム機としてだけじゃなく普段の生活に恐ろしく高性能なプロセッサが使用されるようになる。

久多良木氏が「5年後に凄い事になっている」と言うのはそれじゃないかと思う。

車運転好きとしては、是非ともカーナビ(ナビだけじゃなくて、車のエンターテイメント性を上げる仕組み全部に)に搭載して面白い事ができるようになって欲しい。