物理エンジン元年になるか?物理エンジンアクセラレータ「PhysX」発売
ついに物理計算アクセラレーターが発売されるらしい。
3Dゲームのための物理エンジンアクセラレータ「PhysX」はブレイクするか?
http://watch.impress.co.jp/game%2Fdocs/20050318/ageia.htm
これは3DアクセラレターのVoodooが発売されて以来のゲーム技術の革新かもしれない。
「PhysX」を開発するのは物理エンジンの「NovodeX」を開発する「AGEIA Technologies」
「NovodeX」はハーフライフで使用されている「Havok」よりもマルチスレッドに強いと言われてる。
マルチスレッドはCPUコアを複搭載するXBox360やPS3が得意とするところ。
最近仕事で「NovodeX」をゲームに組み込む作業を行っているけど、なんとも素直なシステムで、
とっても使いやすい。
3D描画エンジン+NovodeX+サウンドエンジン
が有れば、ゲーム部分のプログラムを組むだけで短時間で3Dゲーム開発が行えると思う。
ただし、やはり物理計算は処理が重い。
画面中に物理計算を行うオブジェクトが1000個もあったらもう大変。
これはまさに3Dアクセラレーターが無かった時のワールド全体の頂点計算、ピクセル計算が重かった時と同じだと思う。現在はグラフィックカードのバーテックスシェーダーとピクセルシェーダーが行っている。
今回の物理アクセラレーターでは3万オブジェクトくらいは60fpsを出せるらしい。
3万オブジェクトが物理計算で動くゲーム世界。
それは別次元のゲームになるんじゃ無いかな。