物理エンジン元年になるか?物理エンジンアクセラレータ「PhysX」発売

ついに物理計算アクセラレーターが発売されるらしい。

ASUSTeK,PhysX PPU搭載カードを5月に発売と発表
http://www.4gamer.net/news.php?url=/news/history/2006.03/20060323165830detail.html

ハーフライフ2くらいから物理エンジンが話題になっていたけど

3Dゲームのための物理エンジンアクセラレータ「PhysX」はブレイクするか?
http://watch.impress.co.jp/game%2Fdocs/20050318/ageia.htm

これは3DアクセラレターのVoodooが発売されて以来のゲーム技術の革新かもしれない。

PhysX」を開発するのは物理エンジンの「NovodeX」を開発する「AGEIA Technologies」
「NovodeX」はハーフライフで使用されている「Havok」よりもマルチスレッドに強いと言われてる。
マルチスレッドはCPUコアを複搭載するXBox360PS3が得意とするところ。

最近仕事で「NovodeX」をゲームに組み込む作業を行っているけど、なんとも素直なシステムで、
とっても使いやすい。

3D描画エンジン+NovodeX+サウンドエンジン
が有れば、ゲーム部分のプログラムを組むだけで短時間で3Dゲーム開発が行えると思う。

ただし、やはり物理計算は処理が重い。
画面中に物理計算を行うオブジェクトが1000個もあったらもう大変。

これはまさに3Dアクセラレーターが無かった時のワールド全体の頂点計算、ピクセル計算が重かった時と同じだと思う。現在はグラフィックカードのバーテックスシェーダーとピクセルシェーダーが行っている。

今回の物理アクセラレーターでは3万オブジェクトくらいは60fpsを出せるらしい。

3万オブジェクトが物理計算で動くゲーム世界。
それは別次元のゲームになるんじゃ無いかな。