湿った仕事を心がけたい

中嶋謙互さんがいう乾いた世界と湿った世界を仕事に当てはめてみました。

湿った世界とは人と人とが直接触れ合うような業務、たとえば「打ち合わせ」「昼食」「雑談」とします。
乾いた世界はその逆で人と人が触れ合わないで済む業務、たとえば「メールでの業務連絡」「日報や週報のメール報告」。

ゲームは製作は乾いた世界で仕事をするよりも湿った世界で仕事をした方が効率的だと考えています。
それはクリエイターがお互いの考えを伝えあってモノを作り上げて行くからです。

相手に気持ちを上手に伝えるには相手の気持ちを理解していないといけません。
それには普段から会話しておいて相手の気持ちを知っておく事が大切です。

そして仕事の話をする上でこんな行動も必要になってきます。
・仕様を伝える会話の前にちょっとボケておいてから話を始める。
・会話の端々に相槌という名の気持ちいい潤滑油を挟みながら会話を進める。
・仕事を受けた後は「わはは、まかせとけ」と相手に気を使わせないような言葉を返す。

身の回りでそれを行ってるグラフィッカーが一人います。
毎日プログラマーの所に足を運んでは「何か面白いものできた〜」と状況を見に来てくれます。
何もできて無いとちょっと心苦しいけど、プログラマーも仕事してるんで何かができてます。
それを見せて「お〜〜」とか「あはは〜〜」とか、時には「何勝手にやってるんだよ〜〜」と。
気を使ってもらってるなぁと心から感謝してます。

こんなグラフィッカーさんとなら湿ったお仕事からお互い強力して良い作品を作れます。


ゲーム開発とはクリエイター同士のコミュニケーションから生まれる芸術だと思います。
だから自分は仲間とどんどん関わっていく湿った仕事を続けて行きたいと思います。