贅沢な食事とは

自分が普段行っている池袋の回転寿司屋の大漁は、
席は20、カウンターには板さん1人、ウエイトレスさんも1人。
とてもこじんまりしている。
皿も120円と280円の2種類のみで、値段も安いのでどっちにしようか迷う事もほとんど無い。


そして、板さんが「いいネタ入ったから食べてみない?」と勧めてくれる。
今ならアジ、秋になればサンマ、冬になるとカキ。
旬の美味しい魚を食べさせてもらえる。
魚の旬に詳しくない自分にとってはとてもありがたいし、
詳しかったとしても、その日に仕入れた魚の中でどれが美味しいっていうのは板さんしか分からないだろう。


以前、メニューには乗っているけど春でも無いのに「サヨリありますか?」とたのんだところ、
「120円でお出しするので仕入れる事ができませんでした」と返事が返ってきました。
120円という安い値段も考えると、旬で大漁に出回るものを仕入れて出しているんだと思う。
逆に言えば、旬では無い高い魚は仕入れない。旬では無いから美味しくも無いと思う。


そして、旬の魚だったらメニューに載ってないものも出してもらえる。
殻付きカキ、クジラ、、などなど。
自分が一番ビックリしたネタは、サワラの握り。
サワラが生食用で売られているのを見たことが無いので、相当新鮮なものを仕入れたんだと思う。


そして1300円も出せばお腹一杯食べれてしまう。


と、昨日の夜に親と実家の回転寿司屋に行ってみて思った。
150円〜600円とバリエーションのある皿に乗ってくるのは、美味しくないお寿司たち。
注文すると回っているやつから持ってくる板さん。
そして、食べ終わってみると1人あたり2500円と高い。


自分は普段贅沢な寿司を食べていたんだなと思う。